錯誤捕獲のアナグマさん

有害鳥獣捕獲期間、わたしは主ににくくり罠をメインで使っています。

そんな中、事件が起きました。はい、タイトルの通りです。

アナグマが誤って罠にかかってしまいました。これ、すなわち錯誤捕獲。(”さくごほかく”と読みます。)

今までカメラにタヌキが映っていることはありましたが、「体重が軽いせいか罠は作動しないなー」と安心していたのですが、このアナグマさん、結構ずんぐりとしていたせいか、かかりました。

罠で狩りをしていると、いつかは訪れることになる錯誤捕獲時の対処法について、お話します。

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錯誤捕獲とは?

本来の目的と異なる動物を意図せず捕獲してしまうことを、錯誤捕獲(さくごほかく)と言います。下図のWMOの資料をみても、くくり罠による錯誤捕獲が大きな割合を占めていることが分かります。実際、狙った動物を、確実に捕えることは困難なので、仕方ないのかもしれませんが、特定の動物が特に好む餌など、工夫することで錯誤捕獲を防いでいきたいと思います。

引用元:https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort5/effort5-3k/hatten-kuma/docu_kuma2.pdf

錯誤捕獲してしまった!どうする?そんな時の対処法。

さて、罠にかかったアナグマさんですが、このまま放っておくわけにはいきません。猟期なら美味しくいただけるのですが、非猟期のため、また季節柄まだ脂ものっていないため、逃がしてあげます。

アナグマ。可愛げのある姿していますが、よく見てもらうとめちゃくちゃ爪が鋭いです…。この子は、臆病な性格なのか向かってくることはなかったので、近づけたので写真も残せました。でもアナグマさん全部が大人しいわけではないのでご注意ください!暴れてどうしようもない、逆にケガをする恐れがあるなどのやむを得ない場合は無力化してしまうのも最終手段としては検討していいと思います。

正直、今回も警察犬をトレーニングする時に使われているグローブみたいなのが無いと怖いくらいではありました。やっぱり、近づくと威嚇しながら襲い掛かるように身構えてきますので!(ちなみに、あれは”犬訓練用 スリーブカバー”とか”噛み袖”と呼ぶみたいですね)

今回は、お家にあるもので何か使えるものはないかなと探して、、、引っ越しの際に使った分厚い毛布をみつけました。これを上から被せて、その間にくくり罠のバネを緩めて逃がす作戦でいきます。

毛布を被せると、敵だと思ったのか、毛布を引っ搔き回したり噛みついたり、暴れてました。その隙にバネ止めを緩めるのに成功。(暴れている姿は、可愛かった。危ないけど!)

ただ、その場で罠を外そうにも、根付けしてる木から離れすぎていたため、直接外してやることはできず。どうしようも出来なかったので、緩めた状態のまま仕事へ。

帰宅後、確認したらちゃんと逃げてくれていたので、よかったです。

またね!猟期になったら、またおいで。今度は食べるから。

この一件で、裏山でアナグマも獲れることが証明されたので、猟期に狙います。

近所の方がアナグマが入るくらいの箱罠を持っているので、お借りして仕掛けてやろうと思います。一度、焼肉でいただいたことありますが、アナグマのお肉は美味しいのです。

しかも、地域と個体によっても違うそうなのですが、アナグマも冬眠する動物なので、狩猟鳥獣といえど獲れるチャンスは、猟期始まって直ぐのみ!レアジビエなんですよ。

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