田舎に家を買おうよ。30代の住居戦略。

こんにちは。狩猟期間も残すこと半月ほどですね。寒すぎるのか獲物が掛からない日が続いている今日この頃です。

さて、みなさんは家持っていますか?わたしは今、中古平屋を買って住んでいます。持ち家派・賃貸派の議論なんてどこ吹く風です。

数年前までのぼくは「イオンやライフの無い地域には住まない。」というほどのシティ派でした。徒歩圏内にコンビニかドラッグストアがあるのが普通で、それ以外の生活なんて不便すぎると。

そんなぼくが田舎に家を購入して、1年間住んでみて良かったと本気で思えることをお伝えしていきます。

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家と土地が安い!

我が城。山際のはしごとかは見ないで。整理中なの。

なんといってもこれです。

30代にもなると家を買う方は多いと思います。実際、わたしの周りでもここ1,2年で分譲マンションや戸建てを買ったり、建てたりしている友人は多いです。

そんな友人たちは3,000万とか5,000万とかで住居を手に入れているのをはた目にわたしは約300万円程度(建屋と土地の購入費と最低限のプチ修繕含む)で購入しました。前職での多少の貯えがあったのでニコニコ現金一括払いです。

多額の住宅ローンを組むこともなく、住居を確保できることのメリットはいうまでもなく経済的余裕です。

毎月の家賃支払いもローン返済の心配もないので、その分を資産形成などに回せます。これ、改めて思い返しても本当に精神的に楽です。

わたしの場合は、月収が低い為、必要に迫られて田舎の家を購入した側面が多分にありますが、田舎で中古物件を買ってちょこちょこ直して住むのは結構お薦めできます。

もちろん、相当な築年数が経っているので、断熱性が低いとか在来浴室極寒とか不満を言い出すときりがありませんが、働いていると家での活動時間なんて実質5時間程度(睡眠時間は除外。)なので、問題なく住めてしまいます。住めば都とは良く言ったものです。

趣味で園芸したり、わたしのように狩猟する人にとってもMy猟場を持てることはすごいメリットです。罠を遠方にかけると見回りが大変ですから。仕事しながらだと、気持ちを強く持っていないと朝の見回りなんて直ぐ挫折してしまうので、副業狩人を続けていく上でも近場の狩場は超重要です。

あと、早く裏山も今年中には間伐に入りたい。こんな感じで田舎に山付き・土地付きの物件を買うとリアル牧場物語みたいな生活を楽しめますよ。この本を参考に60代になっても小銭稼ぎながらカントリーライフを楽しもうと今から種まきを画策しています。

極寒の在来浴室。お湯が貯めているそばから冷めていくので、ほぼシャワーしか使っていません。試しに断熱性能高めのフタも買ったのに全然効果が無くて泣きそう。

静かな環境

いまの家に移るまでは、アパート暮らしでした。車の音や電車の音、隣人の生活音など、必ずそこにはなにがしかの“音”が溢れていました。それが普通になっていたので、意識することがあまりなかったのですが、田舎に住むと分かりますが、静寂がそこにはあります。

無音というわけではありません。草木が葉を揺らす音や、鳥のさえずり。そんな環境音に囲まれています。中には静かすぎるのは落ち着かないという方もいらっしゃると思うので、これをいいと思うかどうかはその人次第ですが、自分には合っていました。

例えば、朝早く起きて罠の見回りをして帰ってきます。獲物が掛かっていたら、そのまま回収に向かいますが、何も掛かっていない日も多いです。そんな日は、家に戻ってきて自家焙煎した豆でコーヒーを淹れて、読書したりして過ごすのですが、その時の朝の静けさが本当に愛おしい。途中からは朝のコーヒータイムが好きになり過ぎて、「罠にかかっているなよ」と、意味の分からない状態になったりもしていました。

ただ、この静けさが気に入るかどうかは人次第です。実際、私の前にも家に興味をもって購入しようとした方がいたそうなのですが、奥様の「静かすぎて無理。」の一言でダメになったそうです。

四季を感じられます

住居を買う際の注意点

さて、田舎の物件いいよとお伝えしていますが、購入にあたっての注意点もあります。わたしが購入前に気にしたのは大きくは以下の3点。

住居を買う際の注意点
  1. 道路
  2. 売却できるかどうか
  3. 土地リスク
  4. 近隣の住民

まずは道路。田舎の家の道って細かったり、込み入った道が多かったりします。でも田舎での移動手段のメインは車です。そんな事情から家に接している道はできたら広くあって欲しい。住んでいる間の車の出し入れが容易というのもありますが、次に述べる売却ができるかどうかにも少し絡んでくると思っています。

その2、売却できるかどうか。

分譲マンションを買う人なんかもこの点は気にして買われていると思います。田舎の家を買う時もその観点は必要だと思っています。ただ、大きく違うのは駅に近い、スーパーに近い、病院に近い、小学校に近い…などよりも、その環境を良いと感じる人がいるかどうか。

「そんなん分からないのでは!」と思われるかもしれませんが、その通り実際はわかりません。でも、想像力を使って、家の周りをみてみるのは大事です。例えば、上でも挙げた静けさだって、私のように刺さる人にはささります。

だからこれは、自分がなぜその家を買いたいと思ったのか?を箇条書きでいいからメモするのでも良いと思います。それがそのまま売却しようと思った時のセールスポイントに繋がるかもしれません。なにより自分の家の好きなところ探しはやってみると楽しいですよ。プチ補修する気も上がるというものです。

その3、土地リスク。

家が建っている場所のハザードマップは確認することをお薦めします。ただ、そこで災害地域に指定されているからと言って必ずしもアウトとはなりません。

わたしの家なんて、土砂災害特別警戒区域・急傾斜地の崩壊地域として綺麗に縁取られた一帯に鎮座しています。でもこれって、建物と土地が逆なんですよね。その土地が崩れやすいからというよりも、山に近すぎる家に問題がある。

もちろん、買う前にこのことは知っていました。なので、実際に裏山を踏査して実地で確認しました。裏山の立木の傾き(地面の動きの有無)、降雨時、山からどれくらい水が湧いてでてくるか、水の流路なども確認した上で、納得して購入しています。

一つ余談ですが、新興住宅地を買われる方は古地図で旧地名を確認してみるのも重要です。地名には過去の災害の名残があったりします。

有名な話ですが2014年に広島県で発生した土砂災害。被災した地区はもともと 『蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)』という名前でした。“蛇が降るが如く、酷い水害が多かった”ために 「悪い谷」とその名がついていたそうです。昔は土砂崩れを「 蛇(じゃ) 崩れ」や「 蛇落(じゃらく) 」と呼んでいたことが由来。

しかし、時が経ちその土地を売りたいと思った人々によって、名前が変えられてしまいました。縁起が悪いとかいった理由で悪気無く変えられてしまう例もあります。気持ちはわからなくもないですが。

他にも蛇だけでなく竜・女・滑・荒などなど色々あります。もちろん、現代では旧地名が残っているものの、安全な土地もあります。明治時代になり治水三法(河川法・山林法・砂防法)が制定されてから、自然災害による死者数は激減していますからね。心配し過ぎるのも問題ですが、こんな話もある程度に頭の片隅にいれておくといいかもしれません。

その4、近隣の住民。

こればかりは先にその地域に移住している方から話を伺うなどするしか解決方法がないんですよね。

実際、わたしはジビエの師匠が隣の地区に住んでいたので、いろいろと事前に話を聞けたので購入を決めることができました。

しいて言うなら、体力のある地域は気を付けた方がいいかもしれません。体力があるというのは世帯数が多くて、40~50代が多い地域とでもいいましょうか。

やはり世帯数が多いとまだその地域のルールを維持できていたり、移住者にも郷に従えという感じでくることが多いなと聞いていて思います。

わたしの住む地区はどうかというと、ほぼ60代以上で構成されていて、地区の行事なんかも徐々に減らしていっているような消滅秒読みみたいな場所です。おそらく、10年以内には隣の地区と合同することになりそうと思っています。

あとしいて言えば、わたしの家は隣家と大分離れているので、そんなに干渉もされないという感じです。

だから、みんな田舎に家を買おうよ

最近だとテレワークで出社日数が減ってきている方も多いでしょう。そんな方は思い切って田舎に家を買ってみるのはいかがでしょうか?

これは自分の場合ですが、やはり20代は都会で仕事する・遊ぶで良かったと思っています。30代になって落ち着いた空間をより求めるようになってからの田舎はたのしいです。

でも、これはきっと20代の街での経験があったからそう感じられるようになった。というのが正しいのかなと思っています。

田んぼするのにも、狩猟するのにも、DIYするのにもやはりまだ体力のある30代のうちに出来て良かったなと実感しています。もちろん、年齢がいくつになってからでも好きなことは楽しめますが、気力・体力が多いうちにやれるなら、それにこしたことはないでしょう。

まだ一年しか経っていませんが、全く後悔は無い。これは断言できます。

ぜひ、家を買う時のひとつのアイデアとして参考になれば良いなと思います。

ではまた!

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